我が家のアウトドアグッツに新たに今年加わったのが、念願だった大容量のポータブル電源
もともと車中泊やキャンプをする時に快適に過ごすために購入しましたが、買ってすぐ大阪北部地震が起きたこともあり、災害対策としても必要なアイテムだと改めて実感。
そして2018年9月6日未明、なんと私の住んでいる北海道・札幌が「北海道胆振東部地震」に見舞われ約30時間停電することに
私が記憶する限り、というかほぼ間違いなく、北海道全域がこんなに長時間停電したことはありません。
被災して分かったこと
水やガソリンがないのも厳しかったですが、それ以上にスマホの充電がどんどん減っていくのが精神的に大ダメージ
実際に経験して分かりましたが、スマホで友人や家族と繋がれたり、給水場所などの最新情報をゲットできるというのは思っていた以上に重要
1年後の2019年9月には台風15号が千葉県を直撃し、またもや4日以上の大規模停電が広範囲に発生。
というわけで今回は、冗談抜きで一家に一台用意することをおすすめする、今最もコスパに優れたポータブル電源(SUAOKI S270)を紹介します
災害非常用ポータブル電源を選ぶ時にチェックすべきポイント
キャンプや車中泊の時だけでなく、屋外でのイベントや災害時などに絶大な威力を発揮する、もはや一家に一台必須ともいうべき大容量ポータブル電源
と言っても、私もそうでしたが初めて買うときはどれを選んだらいいか迷うはず。
ポータブル電源を購入する時には、以下の3つの点をチェックする必要があるでしょう
災害非常用ポータブル電源の容量はWh(ワット時)で比べよう
ポータブル電源で最も重要なポイントはやはり容量
現在一般的にスマホの充電用などによく利用されているモバイルバッテリーは5000mAh~20000mAh前後で、10000mAhのモバイルバッテリーの場合スマホを3~4回充電できると言われます。
ただ災害時には家族全員のスマホを充電しなければいけませんし、その他の家電も使うことを考えれば、最低でも40000mAhは必要でしょう。
そして近年の多くのスペック表には、mAh(ミリアンペア)だけではなくWh(ワット時)という表記も同時に記載されています
mAhとWhの違いを簡単説明
mAh(ミリアンペア)は放電容量に重きを置いた単位で、例えば10000mAhだと10000mAの電気を1時間流せるということ。
1000mAの伝記なら10時間流すことができるという意味。
※重要な点ですが、電圧が何V(ボルト)かということも関係してくるので、mAh(ミリアンペア)の数字だけを比較して容量の大きさを決めることはできません。
5000mAhのバッテリーでも、電圧が高ければ10000mAhのバッテリーよりも大容量ということがよくあります。
逆にWh(ワット時)という単位は、電力と時間を考慮に入れたもので、例えば100Whのバッテリーの場合100Wの家電を1時間、50Wの家電なら2時間使えるということ。
ポータブル電源の容量を比較する時には、このWh(ワット時)を比べる事が正しい判断につながります。
大は小を兼ねるということわざがある通り、ポータブル電源に関してももちろんWh(ワット時)の容量が多いに越したことはありません。
予算に余裕があれば、400~600Wh(ワット時)以上のポータブル電源を選びましょう
ただWh(ワット時)容量が増えるということは、それだけ価格が高くなりかつ重くなるということ。
例えば今400Wh以上のポータブル電源で人気のあるモデルがこちら
ソーラーパネルも同時に購入すると10万円近くになってしまいますし、重さも6キロ以上
年に数回使うだけのために、あるいは災害対策用として購入するにはちょっと勇気がいる金額ですし、災害時に持ち歩くのも困難。
現実的な使用用途やコスパなどを考えれば、150Wh以上が大容量ポータブル電源を選ぶ最低の容量ラインと言えるでしょう
災害非常用ポータブル電源はソーラー充電対応が必須
どんなに大容量のポータブル電源を購入しても、使い始めれば数日で空になってしまうはず。
もちろんコンセントが近くにあるところで使うのならそれでも問題ありませんが、アウトドア時や災害時に使うことを想定しているのなら、ソーラー充電できるかどうかは必須条件
どんなに未曽有の災害が起きてぐちゃぐちゃになっても、かならず夜が明けて太陽が昇ってくれます。
多少曇っていても充電できるように、できるだけ充電効率の良いものを選ぶのがおすすめ
逆にソーラー充電する必要がないのなら、モバイルバッテリーをいくつか持っていた方が使い勝手も良いでしょう。
災害非常用電源の出力はACコンセント&USB充電対応必須
ポータブル電源選びの重要なポイントの一つは、自分が使いたい機器に対応した出力端子が揃っているかどうか
スマホの充電がしたいときはUSB端子が必要ですし、小型冷蔵庫などを使いたいときはACコンセント端子が必要になります。
出力形態は多いに越したことはありませんが、最低でもACコンセントとUSB端子の二つに対応していれば何とかなるでしょう。
災害用ポータブル電源おすすめS270(SUAOKI)
今回、私が時間をかけてリサーチした結果購入した大容量ポータブル電源は、SUAOKIのS270というモデル
アマゾンでベストセラー1位になっている、このサイズのポータブル電源の中で今現在一番人気の商品
実際使ってみて、このポータブル電源を選んで本当によかったなと心から思いました。
S270(suaoki)のスペックや特徴
バッテリー容量:150Wh (3.7V 40500mAh/11.1V 13500mAh)
150Whという数字は少しだけ物足りないですが、価格を考えたらこれ以上のハイスペックなポータブル電源はないと言えるでしょう。
そして重さはなんと1.3㎏
持ってみて思わず「軽っ」と言ってしまいました。
取ってもついているので、持ち運びが楽なのも嬉しいポイント。
天体写真撮影で遠征するときにポータブル電源suaoki S270を2個使用するようになったので、アイリスオーヤマのケースAM-45Tに入れて運ぶようにした。3個目も入るように大きめのアルミケースにしといた。とってもポータブルだ。(笑) pic.twitter.com/HjWp0vUDey
— TAKA3 (@scoria_cone) 2018年4月16日
1.3㎏なので、この方のように2つ持ち運ぶのも全然苦になりません。
またS270には、ソーラーパネルから充電時の発電電力を最大限に引き上げるMPPTチャージコントローラーという機能が内臓
これにより大幅な充電時間の短縮が可能になりました。
SUAOKI独自技術TIR-Cテクノロジーも採用されているので、接続したデバイスを自動的に検知し最適な電流で急速充電を行うことが可能。
防水機能や逆流電防止機能も付いているので、安全に利用することが可能です。
保証期間は12か月付いているというのも、魅力の一つでしょう。
LEDライトも搭載されているので、緊急時に懐中電灯代わりに使うこともできますよ。
S270(suaoki)へ充電する3つの方法
S270への充電するには3つの方法があります。
一番よく使いそうなのが、電源コンセントに差し込んで充電する方法
そして、災害時やアウトドア時に絶大な威力を発揮するソーラー充電
そして、車のバッテリーやシガーソケットからの充電
シガーソケットに差し込めば目的地に行くまでに充電できますし、付属のワニ口クリップを使って車のバッテリーから直接充電することも可能
注意ポイント
S270に車のバッテリーから充電することはできますが、車のバッテリーをS270を使って充電したり、バッテリーが上がった時にジャンプすることはできません
S270(suaoki)の豊富な出力方法
S270は思いつく限りほぼすべての出力方法に対応。
例えば一番使用頻度の高そうなUSB出力は、4口ついていて高速充電にも対応
4台同時の充電が可能なのはかなり嬉しいポイント
車内用冷蔵庫によく用いられているシガーソケットにももちろん対応
ACコンセント100W(最大150W)も搭載しているので、扇風機やIHヒーターなどの小型家電や、パソコンの電源としても使用可能
また5.5㎜のDC出力ポートや、ノートPC用の10種類の変換プラグも付いているので、ほとんどのノートPCにはこちらを使って充電できます(ソーラーパネルとセット購入時に付属)
もちろんノートPCをACコンセントに差し込んで使うこともできますが、DC出力ポートを使えばACコンセントに違う家電をつなぐことも可能。
S270(suaoki)の付属品
S270を購入すると以下の4つのものがセットでついてきます
- ACアダプター充電器
- シガーライタープラグコード
- ソーラー充電ケーブル(MC4-DCプラグ3.5mm*2.1mm)
- シガーライターメスソケット
最低限必要なものが最初からすべて揃っているので、特に何かを買い足す必要はありません。
これほどハイスペックなポータブル電源が、1万円ちょっとで買えるというのはちょっとした驚き
たとえ1年に数回しか使わないとしても、買っておく価値があると言えるでしょう
【災害時に安心】S270(suaoki)とソーラーパネルのセット
先ほども述べたように、アウトドア時や災害時に使いたいと思ったらソーラーパネルが必須アイテム
S270を単体で購入してソーラーパネルは別の所で購入することもできますが、現在S270とソーラーパネルのお得なセットが販売されています。
私が買ったのもこちらのセットモデルですが、もしソーラーパネルを持っていないのなら絶対こちらを買うのがおすすめ
ソーラーパネルセットは2パターンあり、それぞれ以下のものが付属しています。
ちなみに今回私が購入したのは、少し高くなりましたがセット2のソーラー
ちなみにこちらのソーラーパネルは単体でも販売されていますが、ポータブル電源S270よりも高額です
別々に買うよりセットで買った方が圧倒的にお得
ソーラーパネルが9枚搭載されていて、さらに25%という発電効率を実現させたこちらのパネル。
ソーラーパネル自体に出力端子が付いているので、天気の良い日はソーラーパネルから直接スマホやタブレットに充電することも可能
車のバッテリーが上がった時にもソーラーパネルを使ってチャージをすれば、時間はかかりますが車を動かすことも可能
※バッテリージャンプはできません
太陽の日照具合にもよりますが上の写真くらい電気がいい日なら、自宅のコンセントにつなぐのと同じくらいのペースで充電可能
※上の画像はソーラーパネルにタブレット端末をつないで充電しています。
天候が曇りでもソーラーパネルは稼働しますが、充電効率は大きく落ちます
S270を完全に空にしてから曇り空の日に充電してみましたが、充電ケージ1目盛り充電するのに約4時間かかりました(S270の充電ケージは全部で5目盛り)
上の画像のように吊り下げるより、地面やテーブルの上にフラットに広げ、真上からソーラーパネル前面に日光を当てた方が、充電効率が高い気がします。
ちなみにあまりおすすめはされていませんが、S270本体にソーラーパネルで充電すると同時に他の機器をS270に接続して出力することも可能です
災害時に使用して分かったS270(suaoki)のメリットとデメリット
まだS270を使い倒したわけではありませんが、現時点でメリットとデメリットとして感じたのは以下の点
S270のメリット
- とにかく軽くて小さいので、車に積みっぱなしでも気にならない
- スマホなどへの充電はかなり高速
- 一回使うと、もうモバイルバッテリーには戻れない
S270のデメリット
- 説明書が分かりにくい
- 150Whなのである程度計算して利用しないとすぐ空になる(電気毛布などを使うとギリギリ一晩持たない)
- 災害時に何日も停電し雨の日が続いた場合、あきらかにパワー不足(晴れればソーラー充電で補充できるので問題なし)
- バッテリー上がり時のジャンプスターターとして使えない
実際に使ってみて感じたデメリットは、やはり少し容量不足感が否めないということ
suaokiのS270バッテリーですが、暖かい部屋で嫁に3時間ノートパソコンでお絵かきしてもらい、残容量が残り1目盛となりました。
45w×3h=135w
残容量が10%として15w
135w+15w=150w定格150whに対し150wh、しっかりスペック通りです(^∇^)!
正直、これは驚きましたね。 pic.twitter.com/B4zHwFWvGa
— ぼすけ (@BosqueRicoJapon) 2018年1月28日
suaoki ポータブル電源S270についてどうなの?とお話が来たので。
【容量】
3.7V 40500mAh/11.1V 13500mAh →150Wh 使用電圧次第
【使ってみて】
画像4枚目のUSB 5V2A 2セットとDC12Vから250W 10A アンチマター1セット、USBファン一台を約12時間は稼働してました。
USBやDC主体の人は良いのかなぁと pic.twitter.com/DlG6AMSdlX— ABS@憤怒のワダマン (@ABS7mini4wd) 2018年6月26日
上記ツィートにもあるように、スマホ充電やUSBファン相手ならほぼ無敵ですが、ノートPCや小型冷蔵庫などを接続するとだいたい3~6時間程度(いつも一晩持つか持たないかといった感じ)で空になります。
すぐに充電できる環境なら何の問題もありませんが、災害時などを考えるともう少し容量に余裕が欲しいという方も多いはず。
特に近年毎年起こっている大規模停電の場合のように、4日以上電気が復旧しないことも十分起こりえます。
なので、本気で災害対策を考えるのならS270を複数台購入することをおすすめします
※複数台購入すると、一台をソーラー充電している間もう一台を稼働させるといった使い方が可能
ちなみに同じsuaokiのポータブル電源でも下記のタイプなら、S270の3倍以上の大容量なのでかなり余裕が出るでしょう
※そのかわり重さが6.8㎏あるので持ち運びは大変
災害時の必須アイテム!大容量ポータブル電源S270おすすめまとめ
アウトドア時にはもちろん災害時にも絶大な威力を発揮してくれそうな、大容量ポータブル電源S270とソーラーパネルのセット
災害時に使う機会が来ないのがもちろん理想。
でも地震などの自然災害が他人ごとではない今、前もって事前に準備しておくことにより、いざというときに自分や家族の安全を守ることができます。
実際いきなり地震が起きて一日以上停電して、初めて買っておいてよかったと思いました
値段的にも、災害グッツとして買える許容内。
このコスパを考えるなら、もう一台買った方がより安心かなと思う今日この頃
もしソーラーパネルをお持ちでないのなら、セットで購入するのがお得ですし災害時にも安心
予算に余裕があれば、同じsuaokiの500Wh以上の超大容量ポータブル電源購入がおすすめ。
7㎏近いので持ち運ぶのはなかなか厳しいですが、このサイズなら数日停電したとしても大丈夫。
3,4日停電でもスマホの充電は大丈夫という安心感があると、精神的な余裕が全然違ってきます
なので我が家ももう一台買うときは、ちょっと頑張って下記のsuaoki G500にする予定。
被災した地域も応援できる!どこよりも優しいふるさと納税ガイド!おすすめの寄付方法やお得な返礼品も紹介
-
どこよりも優しいふるさと納税ガイド!おすすめの寄付方法やお得な返礼品も紹介
続きを見る
【初心者キャンパーにもおすすめ】コールマン タフスクリーン2ルームテントをおすすめする理由
-
【初心者キャンパーにもおすすめ】コールマン タフスクリーン2ルームハウスをおすすめする理由
続きを見る
コスパと寝心地で選ぶならFIELDOORのエアマットが一番おすすめ!災害時にも大活躍します
-
コスパと寝心地で選ぶならFIELDOORのエアマットが一番おすすめ。実際に使ってみて分かったこととは
続きを見る
FIELDOORのワンタッチタープ使用した感想レビュー
-
FIELDOORのワンタッチタープを使用した感想&口コミレビュー
続きを見る
【ダイエッター必見】セブンイレブンの低カロリーおすすめダイエットメニューを厳選してみた
-
【セブンイレブンでダイエット】低カロリーなのに美味しいおすすめグルメ14選
続きを見る
もうお酒なしでも大丈夫かも!ダイエットにもおすすめの最強炭酸水5選
-
もうお酒なしでも大丈夫かも!ダイエットにもおすすめの最強炭酸水5選【2020年版】
続きを見る
災害用おすすめ保存食!コンビーフって何っていう方に魅力やおすすめレシピを熱く語ってみる
-
コンビーフマニアがはまったおすすめの食べ方&極上アレンジメニュー!究極のコンビーフも紹介
続きを見る
今話題の最強調味料「雲丹醤(うにひしお)」使い方やおすすめアレンジメニューを紹介
-
今話題の最強調味料「雲丹醤(うにひしお)」使い方やおすすめアレンジメニューを紹介
続きを見る
今高性能なパソコンを安く買いたい人におすすめのマウスコンピューターとは
-
今パソコン購入を考えている人にマウスコンピューターをおすすめする理由!最も安くしかも最速で買う方法は
続きを見る
【主婦・一人暮らしの味方】セブンプレミアムのチルド惣菜の中で、冷蔵庫に常備しておけば幸せになれるものだけ厳選
-
【主婦・一人暮らしの味方】本当に美味しいセブンイレブンお惣菜おすすめ10選
続きを見る
コストコを退会した我が家が再入場できた方法や、どうしても買いたかったものとは
-
コストコ会員を退会した我が家が9か月ぶりにコストコに入場できた方法や、どうしてもコストコで買いたかった7つのものとは
続きを見る
▼北海道のお気に入りキャンプ場をどこよりも詳しくレビュー▼