約1年半前に偶然ヨドバシカメラで触ってしまったApple Pencilの魅力に取りつかれ、当時唯一Apple Pencilが使える機種だったiPadPro9.7インチを購入した我が家
ただ一台10万円以上するものを夫婦2人分買う予算はなく、私は今まで通りアンドロイドタブレットを買うことに。
色々調べた結果、iPadの強力なライバルで「最もiPadProに近いアンドロイドタブレット」と評判が高かった、ASUSのZenPad 3S 10(Z500M)を購入
ちなみに価格はiPadPro9.7インチの3分の一程度。
使い始めて約一年半が経過しましたが、iPadProに負けずとも劣らないパフォーマンスで毎日フル活動。
10インチタブレットはめぼしい商品がなかなか出ないので、今現在でもZenPad 3S 10(Z500M)はおすすめのタブレット
値段も発売当時から1万円近く下がって販売されていることが多いので、安くて高性能のタブレットを探している人は検討する価値がおおいにあるでしょう。
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ZenPad 3S 10(Z500M)のスペック
Z500MはASUS ZenPadシリーズの新作として2016年10月に発売。
9.7型モデル「ZenPad 3S 10 Z500M」と、7.9型モデル「ZenPad S 8.0 Z580CA」の2機種が発売
発売当時の価格
ZenPad 3S 10 Z500M 39,800円(税別)
ZenPad S 8.0 Z580CA 34,800円(税別)
主な特徴
- ヘキサコアCPUや4GBメモリーを備えた9.7型(2048×1536)液晶搭載タブレット。
- ハイレゾ音源の再生や「DTS Headphone:X」に対応し、イヤホンやヘッドホン使用時に7.1chバーチャルサラウンドサウンドを楽しめる。
- アンドロイドタブレットでは極めて珍しい指紋センサーを内蔵。最大5つの指紋を登録できるほか、360度認証にも対応。
メモリー 4MB
ストレージ 32GB(SDカード最大128GBを装着可能)
画面解像度 2048x1536
IPSパネル使用なので2K対応画面
色はブラックかシルバー
高コスパタブレットという言葉がまさにぴったりのハイスペック
このハイスペックアンドロイドタブレットが発売当時でも4万円以下だったのはかなり驚愕で、私も発売されると同時に購入したのを覚えています。
そして発売から一年以上が経過し、これと言ってASUSから後継機が発売されたわけではないのですが、Z500M・ Z580CA共にびっくりするくらい値下がり
より安くなったことでiPadProとの価格差も一段と際立つ結果に。
iPadPro10.5インチの購入を検討している方にはZ500M、iPadminiの購入を検討中の方にはZ580CAが、間違いなく有力な対抗馬となるでしょう
個人的にはタブレット買うなら10インチがおすすめなので、今後この記事では9.7インチiPadと同じく9.7インチのASUS Z500Mに焦点を絞って話を進めていきます。
明らかにiPadProを意識した造りのZ500M
今現在コスパ最強のアンドロイドスマホ「Zenfone3」を使っていた時も感じていたのですが、Z500Mもデザインや機能面で明らかにiPadProを強く意識
10インチではなくあえてiPad特有サイズの9.7インチタブレットにしたことからも、それを伺えます。
ただ2台同時に購入して使ってみると、よくこの価格差でここまでiPadProに近づけたなと驚愕の念さえ覚えます。
ApplePencilに対抗した「Z Stylus」
冒頭で述べたように、我が家がiPadPro9.7インチを購入した決め手の一つはApple Pencilでしたが、なんとZ500Mの発売と同時にアクセサリとしてデジタイザペン「Z Stylus」も発売。
それまでのASUSにはなかった商品なので当時はかなり画期的でしたし、同時期にAPPLE PENCILを発売したiPadProを完全に意識していると話題にもなりました。
ちなみに価格はAPPLE PENCILと比べると半額程度で懐に優しい値段設定だったのですが、販売中止されたことで値段が急騰しています
なんと筆圧感知は1024段階なので、プロのイラストレーターでもない限り日常の使用に何の支障もないでしょう
Apple Pencilと比べるとちょっとペン先が固く感じたり、線が多少遅れて付いてくるなと感じるときもありましたが、価格差を考えると問題のないレベルです。
iPadProに引けを取らない高画質ディスプレーやサウンド
Z500Mのディスプレイは2048x1536ドットなので2K対応ディスプレイで、しかもIPSパネル
ポイント
IPSパネルとは簡単に言うと、あらゆる角度から正面と遜色ない良好な画像を再現できるパネル
Z500Mの場合、視野角は178度
下の写真は、左がZ500Mで右がiPadPro
画面サイズ・解像度ともiPadProとZ500Mは全く同じなので、画質に不満を感じることはまずないでしょう
iPadProのディスプレイに施されている反射防止コーティングはZ500Mには残念ながら施されていません。
しかし、写真や映像の解像感を高める元の映像よりもよく見せるTru2Lifeテクノロジーや、ブルーライトフィルター、周囲の明るさに応じて画質を適切に調整するTruVividテクノロジーが搭載
私も毎日長時間Z500Mで動画を見たり読書をしたりしますが、ディスプレイに不満を持ったことは一度もありません。
音源に関しても、Z500MはiPadProとかなりいい勝負をします
iPadProと違いスピーカーは本体下部に2つしかついていませんが、ハイレゾ音源に対応。
ヘッドフォンを装着すれば、なんと7.1chのバーチャルサラウンドサウンドを楽しめる「DTS Headphone:X」という技術も搭載されています。
音量に関しては、普通に部屋の中で使っている分には全く問題なし
むしろ妻には、うるさいから小さくしてくれとよく怒られています。
アンドロイドタブレットとしては珍しい指紋認証対応
iPadProを使ってみた良かった機能の一つはTouch IDという指紋認証機能
アンドロイドタブレットで指紋認証機能を搭載しているものは少ないのですが、その中の一つがZ500M。
iPadと同じように、ホームボタン上に指紋認証機能も搭載。
この辺からもiPadを意識しているのが伺えます。
精度も高く5パターンまで登録できるので、どの指で触っても大丈夫です
ZenPad 3S 10(Z500M)を1年半使ってみた感想レビュー
これまでタブレット・スマホともASUS製品を数多く使ってきた我が家ですが、Z500Mはその中でも間違いなくハイスペック
今回この記事を書くにあたりZ500Mのデメリットを考えたのですが、特に思いつきませんでした。
(極たまにアンドロイドタブレット独特の固まってしまう謎の症状がありますが、再起動すればすぐに回復します)
Z500Mの重さは430gで、これはiPadPro9.7インチの重さ437gとほぼ同じ
片手でも扱えるサイズなので、持ち運ぶのに不便を感じることもほとんどありません。
Z500MはUSBポートにUSB Type-Cを使っているので、持っていない人は買い足す必要があるでしょう
またZ500Mのストレージは32GBですが、SDカードを使って拡張することが可能。
これはiPadにはできないこと。
128GBでかつClass10のマイクロSDカードを用意して挿入すると、非常に快適に使えるでしょう
Z500Mのバッテリー容量は5900mAH
かなり大容量なので、一日中使っていても充電が空になることはほとんどありません。
iPadProの方がバッテリー容量は大きいのですが、体感的にはiPadProより電池の持ちがいいような気がします。
そして意外と重宝しているのがGPS機能
iPadシリーズはWiFiモデルにはGPS機能が搭載されていませんが、Z500MにはWiFi版でもGPS機能が搭載。
それで例えばネット環境のある場所でグーグルマップを開いたまま外に出ると、ネット環境がなくなってもGPS機能は有効なのでマップ上で自分の位置を確認できます。
私がZ500Mを購入した当時にはまだ発売されていなかったのですが、現在はLTE+WiFiモデルのZ500KLというよりハイスペックモデルが登場
Z500Mを買った唯一の後悔は、Z500KLが出るまで待てなかったことです
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LTEに対応しただけでなくバッテリー容量が7800mAHに大幅アップし、パソコンのCPUに当たるSoCもより高スペックに
さらにiPadだとLTEモデルは約15,000円ほど高くなりますが、Z500KLはプラス5000円程度しか差がありません。
今ASUSタブレットを買うとしたら、間違いなくおすすめはZ500KLです
まとめ
発売された1年半前はiPadProの強力な対抗馬だったZ500M ですが、現状Z500M の対抗馬はiPadProではなく、2018年春に発売された新型iPad9.7インチ
iPadProにはスペック的に及ばない点もありますが、今までProでしか使えなかったApple Pencilの使用が可能になり、さらにProと比べると半額程度で買えます。
2018年春発売の新型iPad9.7インチはかなりコスパ優秀ですが、それでもZ500M やZ500KLとは約2万円ほど価格に差があります。
それでiPadブランドにこだわらない方や、タブレットにそこまでお金はかけたくないけどいいものが欲しいという方は、Z500M の購入がおすすめ
格安SIMも入れて家でも外でも使いたいという方は、迷わずZ500KLにしておきましょう
9.7インチ新型iPadはLTEモデルもかなりお買い得ですが、それでも6万円を切ることは恐らくないでしょう
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