10~20代の人にとってはそうでもないと思いますが、恐らく30代以上の人にとって、携帯キャリアを変えるというのは一大イベント
最初に契約したドコモやau,ソフトバンクなどの大手キャリアのまま、ズルズルと6000円以上する月額料金を払い続けてきた方も少ないでしょう。
しかし時代は変わり、大手キャリアに固執する時代は終わりました
今年は格安SIMに移行する人が、一段と増えると予想されています。
私も20年近く契約し続けていたauを解約し、格安SIMに移行した一人。
日本にいる時間が少なくなるので、経費節約のための格安SIM移行でしたが、もっと早くすればよかったと後悔しています。
という訳で今回は、大手キャリアから番号を変えずに乗り換える方法や注意点を紹介します。
移行にあたっての条件
今回私が携帯キャリアを変えるにあたって、いくつかの条件がありました。
- 20年近く使ってきた電話番号は変えたくない
- 全く使わない月が多いので、できるだけ安く維持したい
- 台湾版のZenfone3を使いたいので、DOCOMO回線を使用しているSIM希望
MNP(携帯電話ナンバーポータビリティ)申請の手順
MNPという言葉は何となく知っていましたが、いざ自分がするとなると何をしてよいのか全く分かりません。
でもやってみると、手続きは電話1本5分で完了
あっけないほど簡単でした。
STEP1 契約更新月を確認
まずは、自分の契約状況を確認しましょう。
ネット上でも確認できますが、キャリアショップに行って窓口で確認したほうが確実
契約月とその翌月に手続きすることによって、普通1万円以上する違約金を払わなくても他の会社に移行することができます
ちなみに契約更新月が終わったばかりという方も、その後1年近く同じ料金を払い続けるよりは、違約金を払ってでも新しい会社に移動したほうが安い場合も多々あるので、よく計算してみましょう。
STEP2 MNP予約番号を取得
契約月を確認したあとは、いよいよ会社移行の手続きを開始します。
電話番号を変更したくないという方は、まず今契約中の会社からMNP予約番号というのを発行してもらわなければいけません
大手3キャリアのMNP予約番号発行手順をまとめておきます。
ドコモのMNP予約番号取得方法
ネットでの受付
24時間受け付けていて時間も数分で終わるので、一番おすすめの方法
PCやスマホの方はMY DOCOMOにアクセスしましょう
「MY DOCOMOサービス一覧」→「各種お申込・お手続き一覧]」→「ご契約内容確認・変更」→「携帯電話番号ポータビリティ予約」から申し込みを行います。
iモードを使用している方は、「i-menu」→「お客様サポート」→「お申込・お手続き」→「各種お申込・お手続き」と操作し、手続きを行います。
※「一括請求/一括送付サービスの代表番号」または「3回線以上でファミリー割引をご契約の主回線」にあたる方は、パソコンでは手続きができないので、以下の方法になります。
電話での受付
不安なので、電話でいろいろ聞きながらのほうが良いという方もいらっしゃるでしょう。
フリーダイヤルが用意されていますし、電話だとその場で番号を聞くことができます。
携帯電話からの場合は151へ電話
一般電話からは、0120‐800‐000に電話
受付時間は9:00~20:00
注意ポイント
DOCOMO窓口での受付
時間がかかるのであまりおすすめはできません
もし窓口で受付する場合は、契約者本人が行く必要があります。
auのMNP予約番号取得方法
auはドコモとは違い、PCやスマホでの手続きは出来ません。
電話受付が一番おすすめ
比較的平日のほうが繋がりやすいでしょう。
一般電話・携帯電話とも0077‐75470へ電話
受付時間は9:00‐20:00
注意ポイント
その場で、MNP予約番号を発行して教えてもらえます。
EZwebでの取得
ガラケーの方は、EZwebでも手続きが可能
「EZキー ボタン」→「 トップメニューまたはauポータル トップ」→「auお客さまサポート」→「申し込む / 変更する」→「au 携帯電話番号ポータビリティー (MNP)」から申し込めます。
24時間受付ではなく、9:00〜21:30が受付時間なので要注意です
auショップでの受付
時間がかかるのであまりおすすめはできません。
もし窓口で受付する場合は、契約者本人が行く必要があります。
ソフトバンクのMNP予約番号取得方法
ソフトバンクも、PCやスマホからの手続きはできません。
電話受付がいちばんおすすめ
携帯電話からは、Ж5533に電話
一般電話からは、0800‐100‐5533に電話
受付時間は9:00~20:00
注意ポイント
その場で、MNP予約番号を発行して教えてもらえます。
MySoftBankでの受付
ガラケーをお使いの方は、MySoftBankでMNP予約番号の手続きを行うことができます
PCやスマホからはできません。
「設定・申込」→「設定・変更」→「契約者情報の変更」→「番号ポータビリティ(MNP)予約関連手続き」→「番号ポータビリテリティ(MNP)予約(予約番号の発行)」から申し込みます。
予約受付時間は9:00〜21:30です
ソフトバンクショップでの受付
時間がかかるのであまりおすすめはできません
もし窓口で受付する場合は、契約者本人が行く必要があります。
大手キャリアからNMP予約番号をもらう手続きの注意点
電話や店頭で受付をすると、様々な引き留め工作を受けます
ポイントをサービスしてくれたり、かなり魅力的な機種変の提案を受けるかもしれません。
自分は押しに弱いという方は、電話や店頭での手続きは避けた方がいいかもしれません
(そこまで強引ではないので大丈夫だと思いますが)
ちなみに、ほとんどの場合は乗り換えたほうがお得なのですが、まれに破格の提案をしてくれることもあるので、一応話はしっかりと聞いたほうが良いでしょう。
STEP3 MNP予約番号を使って新しいSIM会社の手続きしよう
MNP予約番号を発行してもらえば、手続きは半分完了
次に、新しく契約しようと思っている通信会社の申込ページに行きましょう。
新規契約かMNP番号を使うかを選択する項目があるので、発行してもらった番号を打ち込みましょう
ポイント
新しい会社での契約がスタートしたと同時に、勝手に今まで使っていた大手キャリアの契約は解除になります。
(わざわざドコモやauに解約の手続きに行く必要はありません。)
機種代金などの残金がある場合、解約翌月に一括で請求という場合が多いので注意しましょう。
MNPの手続きでこれだけは注意しよう
発行してもらったMNP予約番号が有効なのは15日間
15日間って長いようですが、意外と早く過ぎてしまいます。
15日間の間に行なわなければいけない手続きは以下の3つ
- 新しい通信会社にMNP予約番号を伝え、契約を完了させる
- 新しい通信会社から、SIMカードが郵送されてくる
- 送られてきたSIMカードを、スマホに入れて開通手続きを行う
(この時点で、以前の会社の契約が解除になる)
それでMNP予約番号を申し込む段階で、すでに次の契約する通信会社が決まっていることが望ましいでしょう
また大手キャリアのかけ放題などのプランに加入している場合、日割り計算になりません
それで例えばその月の5日などに新しい会社に移行してしまうと、ほぼ丸々1か月分のかけ放題料金を捨てることになります。
その辺も考量しながら、計画的にスケジュールを組むとよいでしょう。
MNP転出にかかる手数料はいくら
一番気になるのは、いくら手数料がかかるのかということかもしれません。
まず元々契約していた大手キャリアからは、MNP転出手数料として以下の金額の請求があります。
ドコモ・au 2000円 ソフトバンク 3000円
また新しく契約する会社からは、最初の月だけ契約事務手数料として3000円の請求があります。
その他に契約月以外の月に解約する場合は、契約解除料が発生します。
また解約する方の会社に機種代金の残金などがあれば、解約翌月に一括清算になるでしょう。
まとめ
MNP番号を使った携帯キャリアの移動は、めんどくさそうに思えるかもしれませんが、やり始めると意外と簡単
最初の月は契約手数料等の関係で少し携帯料金が高くなるかもしれませんが、2か月目からは請求額がびっくりするくらい安くなってうれしくなることでしょう。
ちなみに私が考え抜いた結果選んだのが、エキサイトモバイルという通信会社
まずは今度携帯キャリアショップの前を通った時にでも、自分の契約月を確かめてみましょう。
もし今月が違約金なしで解約できる貴重な月だということが発覚したなら、是非一歩踏み出してみることをおすすめします。
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